The Burmese Harp (1956) / ビルマの竪琴

竹山道雄が唯一執筆した児童向けの作品『ビルマの竪琴』を日活が市川崑監督で実写化した映画。1956年 (EN)、ヴェネツィア国際映画祭サン・ジョルジョ賞受賞。1957年、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。なお、現存するのは「第一部」「第二部」を編集した「総集編」である。

 ・ Youtube : The Burmese Harp (1956) / ビルマの竪琴

出演:三國連太郎 安井昌二 浜村純 内藤武敏 西村晃 春日俊二 中原啓七 土方弘 花村信輝 北林谷栄 三橋達也 伊藤雄之助

The Harp in Burma (1956) / ビルマの竪琴

1945年7月。ビルマの井上小隊は、山中をタイへ敗走していた。隊は、音楽家の井上隊長の指導で皆でよく合唱をした。水島上等兵は竪琴が上手く、彼の伴奏は合唱に欠かせないものであった。日本は降伏し、隊はムドンの捕虜収容所へ送られる。水島は、降伏を認めず三角山に立てこもる日本兵を説得する任務を受け、ひとり山へ向かった。ムドンで隊員たちは水島の到着を待った。三角山の日本軍は砲撃されたと聞く。だが、橋の上ですれ違った水島に良く似たビルマ僧、水島特有の弾き方で竪琴を弾くビルマの少年、隊員の合唱にどこからか和するように聞こえて来る竪琴の音色に、隊員は水島の生存に希望を抱き捜し続ける。消息が判然とせぬまま、やがて隊の帰還の日が決まる。隊員は、彼等のメッセージを一羽のオウムに覚えさせ、オウムをビルマ僧に届けた。収容所にビルマ僧姿の水島が現れ、竪琴を弾いて去っていく。井上隊長に水島の手紙が届き、井上は復員船の甲板に皆を集めてその手紙を読む。仲間と離れ、ビルマの山河をさまよい、水島はどんな体験をしたのか。水島は、ビルマで骸となった同胞を置いて日本に帰ることができなくなった。一人の日本兵・水島が選んだ生き方は、ビルマの大地で、僧となり苦しみの多い世の中で少しでも救いを与える者となって生きることであった。

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