Princess from the Moon (1987) : 竹取物語

『竹取物語』(たけとりものがたり)は、1987年9月26日に公開された日本の特撮映画。

出演 : 沢口靖子 三船敏郎 若尾文子 石坂浩二 中井貴一 春風亭小朝 竹田高利 小高恵美 中村嘉葎雄 伊東四朗 常田富士男 加藤武 岸田今日子

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Princess from the Moon (1987) / 竹取物語のあらすじ

山里に住む竹取の造と田吉女の貧しい夫婦は、加耶という娘を亡くし嘆き悲しんでいた。ある満月の夜、鮮烈な光閃く天変地異が起こり、竹取は、竹林の加耶の墓の近くで奇妙な容れ物を見つけた。中には赤子がおり、赤子はみるみる大きくなって五歳位の少女になった。手には水晶の玉を握っている。夫婦はその子を加耶と呼んで育てることにした。容れ物は黄金製で、夫婦はにわかに金持ちになった。天変地異と黄金のことは宮中の帝の耳にも達し調査が進められた。加耶は少女から一転、美しい娘へと変貌し、竹取は加耶に良い婿をとらせようと都の西北に立派な邸を建てた。加耶はかぐや姫と讃えられ、安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言に求婚される。加耶は、盲目の少女・明野の知恵を借り、自分の望む品を持って来た者と結婚すると求婚者に告げる。加耶と大納言は初めて会った時から互いに惹かれ合い、加耶はその愛情を確かめたかった。求婚者は、蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を求めて異国へ旅立つ。満月の夜、加耶の水晶が光と音を放ち加耶の素性が明かされる。加耶は月からやって来た。宇宙船が遭難し加耶は唯一の生存者だった。そして、次の満月の夜に月からの迎えがやって来る。田吉女と加耶は、親子の変わらぬ愛を確かめ合った。車持の皇子と右大臣が偽の宝物を持ち帰り、帝は、人は安きを求めて真心を失うものと断じるが、加耶は大納言を信じていた。竹取は、尊い身分でありながら卑しい心を持つ者を蔑み、娘への愛着を深めていく。大納言は、かぐや姫の為に幻の竜と闘い荒海に沈むが、異国者に救われ生還し、加耶の真実をありのままに受け入れ、二人は永遠の愛を誓う。満月の夜、帝が統治者の威信を持って備える中、宇宙船が天空に飛来し、かぐや姫は人間の真心を決して忘れないと言い残し昇天して行く。人々は、畏敬の念と感動を持ってそれを見守った。

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