1972年にミュンヘンで開催された第20回オリンピック大会の公式記録映画。原題は『Visions of Eight』。日本では、「時よとまれ 君は美しい」というメインタイトルに「ミュンヘンの17日」という傍題を付けて公開されている。原題名のとおり、各国8人の監督が、題材を自由に選び、競技する選手の肉体の美しさ、あるいは喜怒哀楽の美しさ、あるいは観衆の高揚をとらえる。市川は、陸上100m決勝を選び、競技の短さと正面からのショットに拘った。
製作:ディヴィッド・L・ウォルパー、スタン・マーギュリース 音楽:ヘンリー・マンシーニ
Visions of Eight (1973) / 時よ止まれ 君は美しい 最も速くのあらすじ
「始まりのとき」監督:ユーリー・オゼロフ 脚本:デリアラ・オゼロワ 撮影:イーゴリ・スラブネビッチ
「最も強く」監督:マイ・ゼッタリング 脚本:デビット・ヒューズ 撮影:ルネ・エリクソン
「最も高く」監督:アーサー・ペン 撮影:ウォルター・ラッサリー
「美しき群像」監督:ミヒャエル・フレーガー 撮影:エルンスト・ビルト
「最も速く」監督:市川崑 脚本:谷川俊太郎 撮影:山口益夫、マイク・デービス
「二日間の苦闘」監督:ミロシュ・フォアマン 撮影:ヨルゲン・ベルソン
「敗者たち」監督:クロード・ルルーシュ 撮影:ダニエル・ボクリー
「最も長い闘い」監督:ジョン・シュレシンジャー 撮影:アーサー・ウースタ
* STAFFは、『時よ止まれ 君は美しい』全編共通のスタッフを記しています。
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