Topo Gigio Button War (1967) / トッポ・ジージョのボタン戦争

マリア・ペレーゴの操演する人形トッポ・ジージョを主役にして「東京オリンピック」の市川崑、永六輔、イタリアのアルベルト・オンガロ、フェデリコ・カルドーラの四人が共同でシナリオを執筆し、市川崑が監督した。撮影は「アンデスの花嫁」の長野重一。

キャスト : 中村メイコ(トッポ・ジージョの声) 冬城五郎 根上忠 園八雲 布施紘一 須永恒 大平透 小林桂樹(ナレーター)

中村メイコ(トッポ・ジージョの声) 冬城五郎 根上忠 園八雲 布施紘一 須永恒 大平透 小林桂樹(ナレーター)のあらすじ

19××年のある夜。街の喧噪と2匹のノミに眠りを邪魔され、ネズミのジージョは夜更けの街へ出る。街では、五人の男が黒マントのボスの指示のもと銀行強盗を働こうとしていた。暗い夜道で、ジージョは赤い女の子の風船と出会う。陽気で孤独なジージョは、強がっているが本当は誰かとおしゃべりがしたいと思っていた。赤い風船と一緒の散歩はとても楽しい。だが、ジージョは風船とはぐれマンホールに落ちる。這い出た所は銀行の警備室で、警備員は皆倒れ、五人の男が金庫の扉を開けようとしていた。ジージョは、戻って来てくれた赤い風船と力を合わせ、警備本部に通報しダイナマイトの導火線を噛み切る。金庫の中身は原子爆弾発射装置の特殊ボタン。ギャングのボスは世界征服を狙っていた。完全武装の警備隊が駆けつけ金庫室は凄絶な銃撃戦。ジージョと赤い風船はまっ黒になって勇敢に闘い、ついにギャングは捕まった。ジージョは喜び警備隊にご褒美のチーズをねだるが、人間たちはジージョを全く無視している。疲れ果て死にそうに空腹のジージョは、哀しくて赤い風船に邪険に当たる。その時、連行されるギャングが赤い風船を無造作に踏みつぶす。ジージョは愕然とし、泣きながら破れた風船をきれいに洗う。朝が来て、ジージョは元気を出してシャワーを浴びる。シャワーカーテンになった赤い風船がジージョの歌に合わせ嬉しそうに揺れる。

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