Alone in Pacific Sea (1963) : 太平洋ひとりぼっち

堀江謙一の実録からなる原作を、「雪之丞変化(1963)」の和田夏十が脚色、コンビの市川崑が監督した青春もの。撮影は「太陽への脱出」の山崎善弘。

出演 : 石原裕次郎 森雅之 田中絹代 浅丘ルリ子 ハナ肇 神山勝 芦屋雁之助 大坂志郎 草薙幸二郎

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Alone in Pacific Sea (1963) / 太平洋ひとりぼっちのあらすじ

1962年5月12日、一人の青年が、マーメイド号と名付けた小型ヨットで夜の西宮港を出航した。目指すはサンフランシスコ。日本の法律で小型ヨットによる渡航は許可されずパスポート無しの密出国である。青年は、五年間太平洋を渡ることを思いつづけ、入念な研究と細心の準備を行った。日本海域で見つかり引き戻されることだけを恐れた。マーメイド号にエンジンは無い。風を受けて大海原を快走し、凪に合って海面を漂い、風雨に翻弄され台風に打撃を受ける。後にしてきた日本の陸地では、父の猛烈な反対があった。母は心配し、死ぬ時はかあちゃんと呼べと言った。妹は手作りの真っ赤なクッションをくれ、先輩は一匹狼の青年を戒めた。都会は倦怠と喧噪に包まれ、友達は愛犬パールだけだった。太平洋を渡ろうと本気で研究すると気が重くなり胸がムカムカしたが、どうしてもやると決めた。巨大な太平洋の海上で独り、大自然と闘い、疲労と不安と恐怖と孤独が押し寄せる。青年はマーメイド号とともに、働き、食べ、排泄し、眠り、喋って、歌って、泣いて、94日間の太平洋7000マイル単独渡海を成し遂げる。

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